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SDGsと人を生かす経営
2020.02.16
LINEの執行役員、江口さんの講演の話を先日、興奮して書きましたが、京都全研1日目の分科会で感じたことを書きます。
SDGsの分科会を選んだのですが、正直SDGSに感心があったわけではなく、報告者が中同協会長の広浜さんだったから。
広浜さんは、株式会社ヒロハマの会長をされている方です。
株式会社ヒロハマは、業務用缶のキャップなどを製造販売されている会社。
始めてお会いしたのは、2013年の大阪で行われた同友会の女全交。
分科会のグループ長を仰せつかったのですが、その時に広浜さんと当時滋賀の代表理事だった蔭山さんなどとご一緒。素晴らしいグループディスカッションとは、グループ長がつくらないといけないものという私の勝手な思い込みが違っていたんだと気づかされたグループディスカッションでした。
そして、この体験から、同友会は全国行事にいかないともったいないと思いました。
この後、オール兵庫でも関わることができ、会社訪問もさせていただき、徹底的な環境整備と儲ける戦略にはひたすら感嘆いたしました。
淡々とした語り口で、誠実にお話をされる広浜さんの大ファンとなったのです。
広浜さんの報告で内容も見ずに選んだ、第2分科会のテーマは「SDGs」
「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。
17の目標はこちら
広浜さんは、SDGsの取組をご覧になるために、ヨーロッパに視察にいかれた、その体験と、中小企業が今、取り組むべきことをお話されました。
今回の報告は広浜さんだけでなく、アドバイサーとして、日本貿易振興機構(ジェトロ)の山田美和さんもご報告。
私的には、この方の「辛口を申し上げますが」と適格なことをばっさりと伝える報告が実に気持ちよかった。
国家よりも企業のほうが影響力が高いこと。
人権をベースとした、同友会らしいSDGsを国の先頭に立つくらいの勢いで、スピードをもって取り組んでほしいこと。
聞きなれない言葉もたくさん耳にしました。
「人権デューディリジェンス」
人権に関する方針の策定、企業活動が人権に及ぼす影響の評価、パフォーマンスの評価や開示など
「ディーセントワーク」
家庭と仕事の両立を可能とした、働きがいのある人間らしい仕事を皆が持てる社会となること。ディーセントワークの実現には、労働者の育児や介護などの家庭の事情が考慮され、長時間労働をなくし、ワークライフバランスの実現など様々な取り組みが必要。
ほんま。。勉強になりました。。
その中で感じたことは、やはり、圧倒的に同会はスピードが足りないこと。
(一部かもしれないが、議案が通るまでに気が遠くなるくらい時間がかかり、反対意見を言われる方は代替え案もなく、ただ反対する風土がある)
そして、いい事をしているのに、知名度が足りないこと。
(伝えることに保守的かつ重きをおいていない)
47000社がまじめに経営を勉強し取組み、素晴らしい経営者がたくさんいる会。
もっと伝えて、連携を意識することにより、世間を、世界を変えていくこともできるのではないか?
と、思いました。
今期から中同協の広報委員会の副委員長をさせていただいています。微力ですが、伝えることの大切さとスピードの重要性を伝えていきたいと思うのです。
西 良旺子 公式LINEはこちらから。