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データを「自在に操る」感覚がたまらない!マイツールコマンドマイスター全6回終了しました

2025.09.02

 

先日、全6回の講座「マイツールコマンドマイスター」が終了しました。

逆引きマイツール著者である佐藤雅栄さん(Mヒデさん)からマイツールを体系的に学ぶこの講座。

本当に楽しくて、3か月にわたる講座もなんだか一瞬で終わってしまったような感覚です。

 

せっかくなので、講座を通じて感じたことをまとめてみます。

 

 

 

マイツール、と聞いてピンとくる方はどれくらいいるでしょうか?

マイツールとは、1984年にリコーが発売した表計算ソフトであり、データベースソフトとしても利用できるビジネス用統合ソフトウェアです。

正直、はじめてマイツールを触ったときは「Excelでいいじゃん」と思っていました。
最初は取っつきにくく、学べる場所も少ない。
そんなハードルがいくつもあるツール。

ですが全6回を通して、私のマイツールに対するイメージはガラリと変わりました。

 

 

この講座で私が感じたのは、「マイツールって、楽しい!」というシンプルな気持ち。

「楽しい」と感じられるのはどんなとき?

私の場合は、「こんなデータを見てみたい!」と思った瞬間に、自分の手でサッと集計できるとき。
あるいは、「このデータを集めたら、こんな面白いことがわかるかも!」とアイデアが次々と湧いてくるとき

講座を通して、少しだけそんな状態に近づけた気がします。

 

最初のうちは「Excelと何が違うの?」と思っていましたが、一度ハードルを超えてしまえば、
こんなに直感的にデータを加工できるソフトはないかもしれません。

自分の思考をそのままデータに反映できる(ちょっと言い過ぎ?)ような感覚でした。

 

 

特に印象的だったのが、講座で学んだ「1行1データ」の考え方です。

これまでExcelでよく使っていた縦横の表は、実はデータを集めながら加工しているような
状態だったと知りました。
これではデータの二次利用の幅がとても狭まってしまいます。
まずはデータの「あるべき姿」を整えること。

この基礎を学ぶことで、マイツールの真価をより感じることができました。

 

 

そして、もう一つ面白かったのがグラフです。

数字だけでは見えなかったデータの本質が、グラフにすることで一気に浮き彫りになる。

まずはとりあえずGドンドンドンドンドン。
(マイツールの世界でコマンドを動かすにはエンターキーをドンと叩く。)

頭の中で完璧な形を考えてから動くのではなく、「とりあえずやってみる」
思考と行動が直結している感じが、まるでマイツールが自分の頭の一部になったようで、
とても面白い。

 

全6回の講座を通じて単なるコマンドの知識だけでなく、
データを操る楽しさ、そしてそこから新しい発見をする喜びを知りました。

 

 

講座の後半で学んだ「オート」は、繰り返し行う作業を自動化する便利な時短テクニックです。
でも、ただ効率化を求めるだけなら、私はマイツールを楽しいとは思わなかったかもしれません。

マイツールの真骨頂は、やはり「コマンド」の世界にあるように思います。

「こんなデータを見てみたい」という思考を、自分の手でカタチにしていく。
思考の延長としてマイツールを操る感覚こそが、このツールを特別なものにしていると感じました。

 

 

最終回に開催されたOA大会は、まさにその集大成。

これまでの講義で学んだコマンドや加工方法を総動員し、データを分析。
ただ数字が並んでいるだけのデータが、集計・加工するにつれてどんどん語りかけてくる

データを「サーチ」し、「ソート」し、「グラフ」にする。
それだけで、データがたくさんの情報をこちらに差し出してくれる。
ぎこちない手つきでコマンドを叩きながらも、「これがスムーズになれば、どれだけのことがわかるのだろう」とわくわくしました。

 

社会人になって「数字を見ろ」と散々言われてきましたが、この「データの声を聞く」感覚は、
なかなか得られるものではありません。

この感覚を(その片鱗ではありますが)知っていることは、私たちマイツールを学んだ人の特権のように思えて、なんだか誇らしい気持ちにもなりました。

 

そして、マイツールでデータの扱い方を学んだ人は、きっと他のどんなソフトを使っても、以前とは比べ物にならないほど活用できるようになるのだろうと思います。

 

「仕事は=」と問いかけてくる独特なインターフェースが、
不慣れな人には少しとっつきにくいかもしれません。

しかし、学生の教育にこのマイツールを取り入れたら、Mヒデさんの言う「情報リテラシー」が格段に身につくのではないかともひそかに感じました。

 

私にとってはまだ始まったばかりのマイツール活用ですが、
これからもっともっと使いこなし、データと自在に会話できるようになりたいです。

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