草彅剛さん舞台「シッダールタ」観劇レポ

マンダラチャート認定コーチのやんこです。
マンダラチャート人生計画や100年計画の講師として、普段から気を付けてるのが「人間とは」の学び。
高野山大学で学んだり、致知で人間学を学んだりするのは私のその一環です。

先日も、草彅剛さん主演の舞台 「シッダールタ」 を観てきました。
7、8年前、小池陽人さんからヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』の話を伺い、すぐに原作を読んだものの──
「主人公が仏陀じゃない…？」と混乱したまま本を閉じた記憶があります（笑）。

今回は「舞台なら理解できるかも」と期待して、一人観劇に行ってきました。
（ネタバレ注意）

■ カーマラとの絡みと、人生とはを想起させる美しい前半

前半、カーマラとの絡みの場面はなかなか濃厚で（笑）、
ウトウトしていた私がある意味「目覚めた人（ブッダ）」になるほどのエネルギーがありました。

愛・欲・目覚めのスイッチ──
舞台の身体性を通して、シッダールタの“人間としての旅”が立体的に浮かび上がります。

■ 息子への執着と、初めて気づく“父の深い愛”

後半で胸を揺さぶられたのは、息子への執着を描く場面。

シッダールタが息子に必死に向き合うその瞬間、
すでに亡くなった父がふっと横切る演出が入るのですが、
これが本当に深かった。

若き日、バラモンや両親を捨てて出ていくシッダールタを、
父はただ「いつでも戻っておいで」と送り出しました。
その情景と、いま息子に執着するシッダールタの姿が重なり、

シッダールタはここで初めて、父の深い愛を知ったのではないか

そんな気づきが、涙とともに胸に落ちました。

親子の愛と執着──
このテーマはやはり強く、静かな余韻を残しました。

■ ラストの“動物たちの集い”と、生のエネルギーのシンクロ

そしてラスト。
動物たちが寄ってくる演出は、まるで仏陀が悟りを開いた瞬間の情景のよう。

舞台全体が、お椀やおりんの内側にいるような丸い空間感に包まれ、
そこに漂うのは、
人間が昔から変わらず抱えてきた苦しみから立ち上がる“生のエネルギー”。

それが現代の私たちの姿ともシンクロし、
「生きるって、時代が変わっても本質は変わらないのかもしれない」
と静かに腑に落ちていくようでした。

「なんなら動物と一緒にマジもんの仏陀もやってきたし。」
とツッコミたくなるほど、最後はどこか祝福に満ちた空気。

舞台の構造、音、光、すべてが“気づき”へ背中を押してくれるラストでした。

■ 智慧と知識／繰り返される人生／目覚めとは

ネタバレなしで言える範囲ですが、この舞台には

• 智慧と知識

• 繰り返される人生

• 親子の愛と執着

• 「目覚める」とは何か
  といったテーマが丁寧に織り込まれています。

観劇後は、小池陽人さんのYouTubeで復習。
→ https://youtu.be/FBKpqhsAhUw?si=CcAAeGUuSQTbOGh9

原作を読んだ時の「？？？」が、舞台の身体性を通して自然と溶けていく感覚がありました。

■ 【兵庫公演 2026年1月】ぜひこの機会に

この「シッダールタ」は、2026年1月に兵庫でも上演予定です。
関西の方にはぜひ生で観てほしい舞台。

★舞台「シッダールタ」兵庫公演

• 期間：2026年1月10日（土）〜1月18日（日）

• 初日：1月10日（土）17:00開演（16:30開場）

• 会場：兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

• アクセス：阪急「西宮北口駅」直結

• 料金：全席指定 12,000円（税込）

• チケット発売予定：

  • 先行：2025年10月18日（土）

  • 一般：2025年11月1日（土）

詳しくはこちら（公式ページ）：
https://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDetail.aspx?kid=5052412504&sid=0000000001

草彅剛さんの静かで深い存在感、
“生きる苦しみと祝福”を包み込む舞台空間──
ぜひ体験しに足を運んでみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
舞台も文学も、人生の気づきをそっと届けてくれる存在ですね。

✨ マンダラチャート人生計画（社内研修のご案内）

今回の舞台『シッダールタ』の感想にもあったように、
「人間とは」「どう生きるか」という問いは、私たちの人生だけでなく、
組織づくり・人材育成・チーム力向上にも深く関わっています。

マンダラチャートは、

• 人材の思考整理

• 部署目標の見える化

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など、職場における「人」の成長を強力に支えるツールです。

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“人間とは何か” の学びとともに、
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■ 投稿者
武田 共世

■ 担当
SNSサポート/研修講師/会社全体の業務

2007年に入社し、現在は取締役部長として活躍。傾聴とモチベーションアップを心がけ、MG研修インストラクターやマンダラチャート認定講師としても活動。趣味は旅行と健康談義。

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