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「教科書が嫌い」な経営学者が本当に伝えたかったこと ――『ザ・ゴール4』から学ぶTOCの本質

2025.12.18

先日、改めて

『ザ・ゴール4 ― 在庫管理の魔術』 を読みました。



今回はコミック版。ストーリー仕立てなので、驚くほどスムーズに読み進められます。

読み終えたあと、強く心に残ったのが、あとがきに書かれていたゴールドラット博士の言葉でした。

「私は教科書が大嫌いだ。読むとすぐ眠たくなる」

世界的な経営理論「TOC(制約理論)」を生み出した人物が、

**「教科書が嫌い」**と断言する。

なかなか衝撃的な一言ですが、読み進めるほどに、その意味が腑に落ちてきます。


理論を覚えるな。考え方を変えよ

ゴールドラット博士が本当に伝えたかったのは、

理論を暗記することではなく、考え方そのものを変えること

・違う視点で物事を見る

・当たり前を疑う

・問いを立て直す

だからこそ彼は、

数字や公式ではなく、

物語・対話・問いかけを使い、人の思考を揺さぶり続けました。

TOCが「物語」で語られる理由は、ここにあるのだと思います。


成長に必要なのは、お金より「ハーモニー」

もう一つ、深く刺さった言葉があります。

反映(=成長)し続けるのに必要なものは?

お金ではない。

はるかに大事なのは「ハーモニー」だ。

多くの経営者が悩むのは、

・売上

・利益

・資金繰り

もちろん、どれも重要です。

でも、それだけでは組織は前に進みません。

例えば――

  • 部門同士が分断されている

  • 立場による「正しさ」をぶつけ合っている

  • 本音が言えない空気がある

こうした状態では、

どんなに優れた戦略も、実行段階で止まってしまうのです。

TOCが本当に扱っているのは、

モノの流れ以上に、

人と人の関係性、そして思考の流れなのだと、改めて感じました。


TOCは「教わる」ものではなく「気づく」もの

1月22日には TOC学会

1月23〜24日には TOCシニア研修 が開催されます。

これらの場では

  • 答えを教えること

  • 理論を一方的にインプットすること

という場面はありません。

  • 対話する

  • ズレに気づく

  • 全体最適を「体感」する

このプロセスそのものに、大きな価値があります。


こんな方にこそ、体験してほしい

  • 頭では分かっているのに、現場でできない

  • 部分最適から抜け出せない

  • 話し合っているのに、なぜか前に進まない

そんな悩みを持つ経営層・幹部の方ほど、

TOCで得られる**「気づき」**は大きいはずです。

ゴールドラット博士が嫌った

**「教科書型の学び」**ではなく、

眠くならない、腹落ちする学びを。


開催情報

■ TOC学会

TOCに取り組んだ企業の事例報告会です。

TOC研修を受講したことがない方も参加可能です。

■ TOCシニア研修

受講後、自社でTOC研修を実施できるようになる実践的な研修です。

■出張MG研修も好評いただいています。詳細はこちら

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西 良旺子

■ 投稿者
西 良旺子

■ 担当
経営/集客/チーム作りコンサルティング

リクルートホットペッパー10年在籍中に3年間全国TOP営業をキープし、その後、
2006年にビーラブカンパニーを設立。中小企業向けにソーシャルメディア導入を支援。
SNS広報担当者の育成に尽力。「ヒトの力が組織の力」を理念に、全国各地でSNS活用セミナーだけでなく
MG研修、TOC研修(全国で10人しかいないシニアインストラクター)、
ストレングスファインダー、営業力UP、女性活躍推進などで講師をつとめる。

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