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「気持ちは熱く、目は冷静に」伝わるプレスリリースとは

2026.10.09

先日、兵庫同友会の広報委員会が主催する「プレスリリース作成勉強会」に参加してきました。

講師は、PR TIMESの福井さんと神戸新聞の末永さん。実践的な学びが多く、参加して本当によかったと思える勉強会でした。

社会の「困りごと」から考える

特に印象に残ったのは、プレスリリースを自社の商品やサービスの紹介だけで終わらせず、世の中に共通する困りごとの解決という視点で考えることです。

例えば、多くの企業が抱えている「人手不足」という課題。自社が開発した商品やサービスによって、その課題をどのように解決できるのかを伝えます。

「こんな商品を開発しました」だけではなく、

「誰が困っているのか」
「どのような課題があるのか」
「自社の商品やサービスが、どう解決するのか」

という流れで整理すると、社会的な意義が伝わりやすくなります。

目の前で困っているお客さまや社員の姿を具体的に思い浮かべることが、伝わるプレスリリースの出発点なのだと感じました。

タイトルには具体的な数字を入れる

プレスリリースでは、短い言葉で分かりやすく伝えることも重要です。

特にタイトルには、根拠のある数字を入れると内容が伝わりやすくなります。「シェア1位」などの実績も、確かな根拠があるなら大きな魅力です。遠慮せず、タイトルにしっかり入れるべきだと学びました。

ただし、数字や実績には必ず裏付けが必要です。注目を集めたいからといって、曖昧な表現や確認できていない情報を使ってはいけません。

気持ちは熱く、目は冷静に

今回の勉強会で心に残った言葉が、

「気持ちは熱く、目は冷静に」

です。

商品やサービスへの思いは熱く持ちながらも、プレスリリースを作るときには、第三者の視点で冷静に内容を見直す必要があります。

「結局、何を伝えたいのか」
「誰に届けたいのか」
「社会のどのような課題を解決するのか」

こうした点を整理することで、自分たちが本当にやりたいことも見えてきます。プレスリリースの作成は、単なる広報活動ではなく、自社の事業を見つめ直す機会にもなるのです。

↑プレスリリース勉強会の様子、コーディネイターの早川さんの質問力がすごい

プレスリリースはウェブ上に残り続ける

以前は、プレスリリースを出す目的といえば、新聞やテレビなどのメディアに取り上げてもらうことが中心でした。

しかし現在は、発信した情報がウェブ上に蓄積されます。メディアに掲載されなかったとしても、検索を通じてお客さまや取引先に見つけてもらえる可能性があります。継続して発信することは、検索面でも自社の信頼性を高めるうえでも有効です。

一方で、誤った情報もウェブ上に残ってしまいます。そのため、数字や事実関係(〇〇初とか、〇〇1位とか)については、公開前にきちんと根拠を確認することが欠かせません。

発信する前に知的財産を守る

もう一つ見逃せないのが、プレスリリースによって商品やアイデアが広く知られると、それをまねする企業が現れる可能性もあるということです。

新しい技術や仕組みを発表する場合は、公開する前に特許や実用新案、商標などの登録が必要ではないかを検討することも重要です。

「まず発信する」のではなく、「守るべきものを守ってから発信する」という順番を意識しなければなりません。

プレスリリースは、自社の価値を整理する機会

今回の勉強会を通じて、プレスリリースは単なる告知文ではないと感じました。

世の中の困りごとに目を向け、自社が提供できる価値を整理し、根拠のある言葉で分かりやすく伝える。そして、必要に応じて知的財産を守ったうえで発信する。

「プレスリリースで、メディアに取り上げられることよりも、まず作ることが大事」

つくることにより何がしたいのか見えてくる。

この言葉も素晴らしいですね~。


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西 良旺子

■ 投稿者
西 良旺子

■ 担当
経営/集客/チーム作りコンサルティング

リクルートホットペッパー10年在籍中に3年間全国TOP営業をキープし、その後、
2006年にビーラブカンパニーを設立。中小企業向けにソーシャルメディア導入を支援。
SNS広報担当者の育成に尽力。「ヒトの力が組織の力」を理念に、全国各地でSNS活用セミナーだけでなく
MG研修、TOC研修(全国で10人しかいないシニアインストラクター)、
ストレングスファインダー、営業力UP、女性活躍推進などで講師をつとめる。

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