失敗をさせるのが、マネージメントの仕事

2週連続で、カンブリア宮殿がリクルートの特集をしていました。

リクルートホールディングスの出木場久征社長の特集だったのですが、

本当に面白かったです。

現在10年前と比べて売上は10倍。なんと、2兆8000億。

出木場久征さんは、ホットペッパービューティーの生みの親。

当時美容室は、30％しかパソコンがなかった時代。

『50年後に自動運転の車が普及している』と言ったら、まあ、そうじゃないですか。いつ始めたらいいのかが、ビジネスの一番のキモ。

『あそこは早すぎて失敗した』というくらいで挑戦するしかない。諦めずにやり続ける。

と言う言葉。

ホットペッパーだけでなく、Airレジ、じゃらん、行政と一緒になって、街自体を盛り上げる。

私もホットペッパーの時に、地域自体を盛り上げることをミッションに毎日、走り回っていた。

リクルートがこの10年で大きく飛躍したのは、海外事業の展開が大きい。

2012年にインディードを、出木場さんが見つけ出してM＆Aをした。

当時の売上は、100億程度のものだったが、現在はインディード関連で8000億。

すごっ！

海外売り上げ比率がリクルート全体の55％というから驚いた。

2週目では、リクルートの新事業がどんどん出てくる仕組みから、卒業生の活躍、

インディード理念などが紹介されていました。

新事業がどんどん出てくるのは、新規事業提案制度「Ring」の存在が大きい。

それこそ、ホットペッパーもゼクシーも「Ring」から出てきたもの。

が、そこから立ち上がったビジネスも実はたくさん失敗がある。

その失敗にOKを出せるのが、リクルートの強さだと番組では紹介していました。

「失敗をさせるのが、マネージメントの仕事」と言われたのは、出木場社長。

失敗を全然していないのは、挑戦をしていないから。

この失敗ができる場所をつくることの大切さを最近痛感しています。

朝のNHKの連続テレビ小説も、

主人公の「失敗したら、皆に迷惑をかける」という思いとの葛藤がこの何日間かのテーマ。

失敗できる場所。

MG研修もその１つ。

失敗できる。それに対して、責めるものはいない。

自分で振り返る。次はこうしようと思う。

会社では、大きな損になるものは、やたらめったら、挑戦はできにくい。

中小企業ならなおさら。

失敗できる場所は、失敗を皆が受け入れられる場所と置き換えたら納得がいく。

それが、安心・安全な、帰属意識が育つ場作りだと思うのです。

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