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見える在庫、見えない気持ちにリーチするTOC研修、今年も開催しました

2025.07.07

6月26〜27日、年に一度のTOC(制約理論)公開研修を開催しました。

ふだんは企業様からの社内研修としてご依頼いただくことが多いTOCですが、年に1回だけ、一般公開のかたちで開催しています。

今回も、多様な業種・立場の方々が参加してくださいました。特に印象深かったのは、製造業の企業から2社ご参加があったこと。そのため、「全部原価」と「直接原価」の違いにもスポットを当てながら進行しました。


TOCの魅力は「全体最適」を“チームで”考えられること

TOC研修では、参加者がチームを組んでシミュレーションゲームを繰り返しながら学びを深めます

特徴的なのは、MG(マネジメントゲーム)と違って「初めての方が急かされない」ということ。

それぞれが自分のペースで思考し、行動しながらも、全体最適に向かって進んでいけるのです。

社内向け研修の際には、MG未経験の社員さんにもMQ会計の基本をレクチャーします。

決算書が苦手な方でも、隣の人と一緒に見ながら自分の決算を仕上げられる──そんな安心感も、TOCならではです。


Day1:ゲームで気づく「お気持ちは?」

初日は、5回のシミュレーションゲームを通して、経営の流れとチームの役割を体験。

今回のゲームのテーマは「お気持ちは?」でした。

同じ役割・同じ場面でも、その人の個性や普段の仕事、役職によって“感じ方”がまったく違う。それが本当に興味深く、深い学びになりました。

ここで実感するのが、**「人はみな違って、みな善」**というTOCの根底にある考え方。

全員が違うからこそ、補い合い、助け合うチームの力が発揮されます。


Day2:思考プロセスと業務フローの“見える化”

2日目は、ワークやクイズを交えながら、TOCの思考プロセスにも触れていきます。

ここで学ぶのは、**「対立しているように見える意見も、実は同じゴールを見ていることが多い」**ということ。

なぜこの考えに至ったのか?

相手の想いをたどっていくと、そこには共通の願いや目的があることに気づく──

無理に説得しなくても、あきらめなくても、解決策は見つかる

TOCの考え方は、仕事だけでなく人間関係にも活きるのだと実感します。

その後は、各チームで業務フローの作成

今回は、複数名で社内から参加されている企業も多く、実際の業務課題をベースに深い対話が展開されていました

私と武田は、あえて若手メンバーに進行を任せて見守りましたが、そこから生まれた気づきがまた素晴らしく、頼もしさを感じました。

業務フロー作成後は発表タイム


感想から生まれた「TOCの余韻」

参加者の皆さんの感想も、とても胸に響くものでした:

  • 「1つの課題に集中して乗り越え、次に進む。その繰り返しが大事だと感じた」

  • 「話し合いの準備も大事。全員で“これで行こう”と合意することの価値に気づいた」

  • 「物事を多角的に見る経験ができた。“当たり前”がなくなれば視野が広がる」

  • 「ボトルネックは“心”にもある。状況に応じて柔軟に動く力が求められていると実感」


TOCは「気持ち」や「時間」にもリーチする

TOCは、在庫やお金など**“目に見えるもの”の流れを改善する理論**ですが、

実は、人の気持ちやコミュニケーションといった“見えないもの”にも深く関わっています

物事は本来、もっとシンプルでいい。

そして、人はすべて善である──。

そのことに気づき、意識するだけで、未来の視野はぐんと広がり、周囲に優しさが満ちていくのだと感じています。

今年のTOCも、またひとつ大切な学びを心に刻む研修となりました。

■2026年1月22日 TOCの成果報告会 TOC学会を開催

■2026年1月23-24日 TOCシニア研修開催。清水信博先生から深い学びを

西 良旺子

■ 投稿者
西 良旺子

■ 担当
経営/集客/チーム作りコンサルティング

リクルートホットペッパー10年在籍中に3年間全国TOP営業をキープし、その後、
2006年にビーラブカンパニーを設立。中小企業向けにソーシャルメディア導入を支援。
SNS広報担当者の育成に尽力。「ヒトの力が組織の力」を理念に、全国各地でSNS活用セミナーだけでなく
MG研修、TOC研修(全国で10人しかいないシニアインストラクター)、
ストレングスファインダー、営業力UP、女性活躍推進などで講師をつとめる。