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Instagram・YouTubeの自動翻訳時代。どんな投稿をしたらいい?

2026.08.14

InstagramやYouTubeをはじめ、AIによる翻訳や吹き替えが、どんどん身近になってきました。

Instagramでは、この7月から、リール動画のAI翻訳が日本語にも対応。

日本語で話した動画を別の言語に翻訳し、音声まで吹き替えてくれるようになっています。

YouTubeにも「オートダビング」という機能があり、動画の音声を別の言語に翻訳した音声トラックを生成できます。

つまり、これからは

「日本語で発信しているけれど、海外の人は外国語で見ている」

ということが、当たり前になってくるかもしれません。

中小企業にとっても、大きなチャンスです。

外国語が話せなくても海外のお客様に商品を知ってもらったり、外国人の求職者に会社を知ってもらったりできる可能性が広がります。

ただし、ここで気をつけたいことがあります。

「AIが翻訳してくれるから何でもOK」ではない

自動翻訳の時代だからこそ、これまで以上に

「分かりやすい日本語で発信すること」

が重要になると思っています。

例えば、

「これ、めっちゃヤバイですよね」

「いつもの感じでお願いします」

「例のやつです」

日本人同士なら、なんとなくニュアンスで理解できる言葉です。

でも、AIからすると「ヤバイ」とは良い意味なのか、悪い意味なのか。「いつもの感じ」とはどんな状態なのか、判断するのが難しくなります。

これからは、

短く、具体的に、曖昧な表現を減らす。

これがポイントです。

「これを右に置いてください」ではなく、

「この商品を、機械の右側に置いてください」

というように、できるだけ具体的に話してみましょう。

専門用語や社内用語にも注意

会社では当たり前に使っている言葉でも、外部の人には分からないことがあります。

業界用語、略語、社内だけで使っている言葉などは、翻訳されたときにさらに意味が伝わりにくくなる可能性があります。

専門用語を使ってはいけないわけではありません。

専門用語を使ったあとに、

「つまり○○という意味です」

と、一言説明を加えるだけでも伝わりやすくなります。

実はこれは、外国人に分かりやすいだけではありません。

初めて会社を知った人や、業界に詳しくない日本人にとっても、とても親切な発信になります。

「見れば分かる動画」を意識する

動画の場合は、言葉だけですべてを説明しないことも大切です。

例えば、

「このボタンを押します」

と言いながら、実際にボタンを押しているところを映す。

「この商品はこのくらいの大きさです」

と言うだけではなく、手に持って見せる。

「ここには入らないでください」

という説明なら、実際の場所を映す。

多少翻訳が不自然になったとしても、

映像を見れば意味が分かる。

これが動画の大きな強みです。

これからのSNS動画では「しゃべって説明する」だけではなく、

言葉が分からなくても伝わる動画

という視点も大切になりそうです。

数字・日付・商品名はテロップでも表示する

特に気をつけたいのが、

  • 金額

  • 日付

  • サイズ

  • 数量

  • 商品名

  • 会社名

  • 人名

などです。

「15ミリ」と「50ミリ」、「1,500円」と「15,000円」では、間違えると意味が大きく変わります。

大切な数字や固有名詞は、

声で伝える+画面にも文字で表示する。

この二重の伝え方がおすすめです。

YouTubeも、自動字幕について発音・アクセント・方言・雑音などによって正しく文字起こしできない場合があるとして、内容を確認・修正することをすすめています。

一番気をつけたいのは「安全に関する情報」

そして、仕事の現場で特に注意したいのが、安全に関する情報です。

AI翻訳が便利になり、外国人社員向けの説明や資料も短時間で翻訳できるようになりました。

でも、

「翻訳したから、もう伝わったはず」

で終わらせてはいけません。

例えば、

「この機械は電源を切ってから触ってください」

「この場所には入らないでください」

「この薬品を扱うときは、この手袋を着用してください」

こうした内容は、少しの意味の違いが事故につながる可能性があります。

安全、命、健康、契約、法律、お金など、間違えると大きな影響がある情報については、AI翻訳だけに任せず、人が確認することが大切です。

さらに、

写真、図、ピクトグラム、動画、実演

なども組み合わせて伝える。

そして、

「分かりましたか?」

だけではなく、

実際にやってもらって、理解できているかを確認する。

ここまでが「伝える」だと思います。

「翻訳できた」と「伝わった」は違う

AI翻訳は、これからSNS発信の可能性を大きく広げてくれると思います。

今までは、

「海外向けじゃないから」

「外国語ができないから」

と考えていた中小企業にも、海外の人に知ってもらえるチャンスが生まれます。

だからこそ、これから意識したいのは、

AIに翻訳してもらいやすい発信をすること。

ポイントをまとめると、

  1. 短く分かりやすい文章で話す

  2. 曖昧な表現を減らす

  3. 専門用語には説明を加える

  4. 映像だけでも分かるようにする

  5. 数字や固有名詞は文字でも表示する

  6. 大切な情報はAI翻訳だけに任せない

ということです。

実はこれ、外国人向けの発信テクニックというより、

誰にとっても分かりやすい発信

なんですよね。

AI時代になればなるほど、難しい言葉を使えることよりも、

「誰にでも分かるように伝えられること」

が企業の発信力になっていくのではないでしょうか。

これからInstagramのリールやYouTube動画を撮るときには、ぜひ一度、

「この動画が外国語に翻訳されても、ちゃんと意味が伝わるかな?」

と考えてみてください。

発信の仕方が少し変わってくると思います。

こちらの内容をライブ配信でもお伝えしています。

AIのおかげで国境を超えることができる。

これは、BtoCだけではありません。BtoBも大いに関係します。

弊社のお客様のメーカーさんも先日、ノルウェーからOEMのお問合せがあり、商品を製造し納品したという嬉しいお話をしてくださいまして。

そのためには、自社の付加価値を高めて、それが伝わるように伝えること。

楽しみですね。

■9月9日14時~SNS広報事例発表会。広報担当の方の生の声が聞けますよ。