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4万回再生、口コミ倍増、月12件の問い合わせ。その先にあったSNS広報の本当の効果

2026.09.12

いつもありがとうございます。
ビーラブカンパニーの西よおこです。

先日、「第24回SNS広報事例発表会」を開催しました。

今回発表してくださったのは、SNS広報に取り組む3社の皆さんです。

・ 株式会社海昇
・伊川谷整体院
・株式会社ユニックチェア

3社とも、SNSを活用して着実な成果を上げています。

動画が4万回再生。
Googleの口コミが約2倍。
Instagramから月に約12件のお問い合わせ。

どれも素晴らしい数字です。

しかし、今回の発表を聞いて私が最も心を動かされたのは、数字だけではありませんでした。

SNS広報に取り組むことで、社員が成長し、社内のコミュニケーションが変わり、担当者自身が会社の魅力を再発見している。

そこに、SNS広報の本当の効果があると感じたのです。

社員の個性と仕事のリアルを見せた動画が4万回再生

株式会社海昇の井筒梨月さんは、「社員の個性を生かしたSNS発信」をテーマに発表してくださいました。

海昇は、韓国産穴子に特化した神戸の会社です。

井筒さんも最初は、

「穴子だけで、何を投稿すればよいのだろう」
「商品の写真だけで、発信を続けられるのだろうか」

と悩んでいたそうです。

そこで取り組んだのが、商品だけではなく、働いている「人」を見せる発信でした。

まずは広報担当者である井筒さん自身が率先して顔を出し、動画に登場。

その後、社員や職人さんにも登場してもらい、仕事中の姿や自然な表情、社員一人ひとりの個性を発信するようになりました。

以前は500回未満だった動画が、今では4万回再生を達成しています。

特に反応がよかったのは、きれいに整えすぎた映像ではありません。

職人さんの作業風景や、普段は見えない仕事の裏側など、会社のリアルが伝わる動画でした。

 

 
 
 
 
 
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【公式】株式会社海昇-かんしん屋-(@kobe_kaisho)がシェアした投稿

「人と商品を一緒に見せる」

このことが、会社や商品への信頼につながったのだと思います。

また、井筒さんは投稿カレンダーを作成し、フィード投稿を社員に分担しています。

新入社員には「穴子図鑑」というシリーズを任せ、穴子について調べて発信してもらっています。

投稿を作るためには、商品について学ばなければなりません。

つまり、SNS広報が商品知識を身につける社員教育にもなっているのです。

口コミが64件から127件へ。集客以上に大きかった社員の変化

伊川谷整体院の坂田真啓さんは、講座を受講する前にも複数のSNSを使っていました。

しかし、

「何のために発信するのか」
「誰に届けたいのか」

が明確になっておらず、更新が止まっているアカウントもあったそうです。

受講後は、

・質にこだわりすぎず、量とスピードを意識する

・誰に届けるのかを明確にする

・まず自分自身が楽しんで発信する

という方針で、SNS広報に取り組み始めました。

Instagram、YouTube、TikTokではショート動画を発信。

Xでは、スタッフの皆さんが「今日の一筆」という企画を続けています。

さらに、Googleビジネスプロフィールの口コミを増やすため、スタッフ全員でお客様へのお声がけに取り組みました。

その結果、口コミは2026年6月の64件から、約2か月で127件に増加。

Google経由の新規来院も、8月は11人となりました。

広告費を前年の約3分の2に抑えながら、前年を上回る成果も出ています。

しかし、坂田さんが経営者として感じた一番の成果は、集客だけではありませんでした。

お客様に口コミをお願いするためには、まず、お客様に喜んでいただけるサービスを提供しなければなりません。

日頃のコミュニケーションや接客が大切だと、スタッフの皆さんが考えるようになりました。

さらに、SNSの投稿を考えるために、お客様の悩みや疑問を積極的に聞くようになったそうです。

その結果、

お客様目線、企画力、実行力、ヒアリング力、接客力

が高まっていきました。

広報活動が、そのまま人材育成につながっているのです。

 

こちらが、社員さんアイディアのX、今日のひとふでコーナー

月10件以上の問い合わせ。それでも、目標は数字だけではない

株式会社ユニックチェアの水島さんは、福岡のユニックチェアと大阪のグループ会社・リーファ、2社のSNSを担当しています。

月間投稿スケジュールを作成して2社の発信を見える化し、毎月数字を振り返って、次の投稿を改善しています。

一方で、SNSは計画だけでは面白くありません。

現場で起きたことや、職人さんの何気ない一言、今しか撮れない写真は、LINEですぐに共有してもらい、スピード感を持って発信しています。

「計画的な発信」と「現場のリアルタイム発信」を組み合わせ、離れていてもSNSが回る仕組みをつくっているのです。

現在、ユニックチェアのInstagramは907人、Xは2,611人までフォロワーが増加。

Instagramから月に約12件のお問い合わせが入るようになり、採用面接でも「SNSを見ました」と言ってもらえるようになりました。

 
 
 
 
 
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ユニックチェアー(@unic.chair_fukuoka)がシェアした投稿

ただし、お問い合わせがすべて、成約につながっていないことも、正直に話してくださいました。

次の目標は、SNSからの相談をどんどん、成約につなげること。

数字が伸びたことだけで満足せず、事業の成果につなげようとする姿勢も、とても大切だと思います。

SNSを通して、会社をもっと好きになる

水島さんの発表で、特に心に残った言葉があります。

「SNSは、会社の魅力を外に伝える仕事であると同時に、私自身が会社の魅力を発見し続ける仕事になりました」

SNSで発信するためには、会社のことを知らなければなりません。

「この仕事のどこがすごいのだろう」
「なぜ、この作り方をしているのだろう」
「この社員は、何を大切にして働いているのだろう」

そう考えて、現場の社員に話を聞く。

すると、今まで当たり前だと思っていた仕事の中に、たくさんの魅力があることに気づきます。

会社を知るほど、会社が好きになる。
好きになるから、もっと伝えたくなる。
伝えることで、新しい人とつながっていく。

これこそが、社内でSNS広報に取り組む大きな価値ではないでしょうか。

 SNSの投稿は、未来に残る会社の情報資産

SNSの投稿は、時間がたてば流れていくように見えます。

しかし、発信した情報は消えません。

会社の考え方。
社員の姿。
仕事への思い。
商品やサービスが生まれる背景。
お客様との関係。

これらは貸借対照表には載りませんが、これからの時代、とても大切な「会社の情報資産」になります。

AI検索が広がる今、会社について発信された情報がなければ、AIにも人にも見つけてもらえません。

だからこそ、自社で考え、自社の言葉で、継続して発信できる広報担当者を育てることが重要です。

SNS広報は、社員力と企業力を高める

今回の3社の発表から見えてきたSNS広報の効果は、再生回数やフォロワー数、問い合わせ件数だけではありません。

SNS広報に取り組むことで、

・社員一人ひとりの個性が見える
・お客様目線が育つ
・商品や仕事への理解が深深まる
・社内のコミュニケーションが増える
・社員の企画力や実行力が高まる
・会社の理念や思いが社内外に伝わる
・会社の情報が未来に残る資産になる

という変化が生まれます。

SNS広報は、会社を売り込むためだけのものではありません。

社員の個性を見つけ、お客様目線を育て、会社の理念を未来に残していく仕事です。

SNS広報で社員力を高め、企業力を高める。

今回の事例発表会を通して、私たちが目指している「自走型広報」の価値を、改めて実感しました。

とにかく、会社愛、お客様愛があふれた時間でした。


 

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